前回までのあらすじ。
UGEARSさんというウクライナのメーカーの木製メカニカルキットを購入しました。
さてワクワクしながら(あと案外高価だったことにビックリしながら)購入したUGEARSさんの"Sky Watcher"、さっそく開封してみます!
ばば~ん。
パーツがぎっしり並んだ木の板が綺麗だ。そして説明書が結構分厚い。
中身を全部見てみると…
なんか色々と入ってますよ。ちょっと説明しますと、
・写真左上、時表示と分表示の細長い紙(各1枚)
・写真の下、レーザーカットされたパーツが並んでいるランナーが8枚
続いて右上の箱の中身。
箱の左上から右に進んでいきますと、
・9枚目のランナー
・ヒゲゼンマイ
・紙やすり
・幅広の輪ゴムと、蝋燭のかけらみたいなやつと、金属のシャフト
下の段に行って、
・木のシャフト(爪楊枝みたい)
・主ゼンマイ(ロックタイで固定されてる。指示があるまで切っちゃダメ!)
・引っ張りバネと金属ワッシャー
こんな感じですね。
ヒゲゼンマイ、主ゼンマイで指を切らないように、また木のシャフトは先が尖っているので指など刺さないように気を付けましょう。
中身も確認したし、さっそく組み立て始めましょう!といきたいところなんですが、その前に…。
まずは、組み立てている途中に「これがあった方が良かったな~」と思ったグッズと、感じた注意点をいくつか紹介しようと思います。
1.アートナイフ(普通のカッターでもまぁいけるかな?)
このキット、木の板をパーツの形にレーザーカットしているんですが、枠とパーツが数箇所で繋がっているんですね。
説明書には、手で押し外すか下の写真の治具を使って外してくださいと書いてあるのですが(この治具を最初に組み立てなさいと指示されますよ)、これがまた結構硬かったりして物によってはなかなか外れない。細い部分は折れちゃったりしそうで怖い…。
なので、自分は途中からカッターナイフを使って軽く切ってから取り外すようにしてました。
板の裏側、枠と繋がっている部分を何度かカッターでなぞるように切ることで、パーツが取れやすくなりました。
ただ結構狭い部分に繋ぎ目がある場合もあり(歯車の歯の谷の部分にとか…なんでじゃ)、そういった場合はアートナイフのように先が細いものの方が良いかもしれません。
2.紙やすり
キットにも一枚紙やすりが入っているのですが、これじゃあ多分足りないよ…という小ささ。
目もなんか荒い気がするし。
自分は400番の紙やすりをホームセンターで購入してみました。
細かい所には、丸めたり折り曲げたりしてコシコシしましょう。
3.潤滑剤
機械式の時計ということで歯車や回転軸が多数あるわけですが、説明書ではそれらの潤滑に同梱されている蝋(上の写真にある蝋燭のかけらみたいなやつ)を使えと書いてあります。
ただ蝋を塗れって言われても…
まあこういう回転軸はいいとして、問題は歯車ですよ。
こういう歯車の歯の部分に蝋を塗るのは、かなり難しいんじゃないかな…。
というか自分は早々にあきらめて、代わりになるものを探してみました。
そして見つけたのが、自分が木工DIYでよく使っていた蜜蝋(みつろう)クリーム。
木材にこれを塗ると結構すべすべになるので、このキットにも使えるかなと思ったんです(あくまでも自分で思い付いただけなので保証はできません、悪しからず)。
回転軸や歯車部、パーツ同士が擦れ合うような所には、100均で買ってきた筆を使ってこのクリームをたっぷり塗ることにしました。
自分が準備したのはこのくらいでしょうか。
これだけあれば、あとは説明書をよく見ながら丁寧に丁寧に組み立てていけば大丈夫なはず!
組み立ての説明はほぼイラストのみでされており、まあまあ分かりやすいかな。
ただ、動作の調整に関わる部分はさすがにイラストだけでは辛かったようで、文章による説明が入っています。
この文章がちょっとわかりづらくて、急に専門的な単語が入ってきたりするんですよね…(ちょっと変な日本語になってる所も)。
それでも「意味不明で組み立てられない!」っていうわけではないので、落ち着いてよく読んで理解しましょう!
さてさて、これでやっと組み立てに入れます。
次の記事で詳しく説明しながら…と言いたいところですが、途中途中の写真を載せるくらいしかできないかも(汗。
それでもいいよ~という方は、ぜひ次回を楽しみにお待ちいただければ。
よろしくお願いします~。